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1.緊張は「あなたらしさ」を失わせる
マッチングアプリでも結婚相談所でも、最初にお相手の目に留まるのはプロフィール写真です。
だからプロフィール写真はとても大事です。
写真撮影の大敵は、緊張です。そもそも「初めてゆく」写真館で「その日初めて会った」カメラマンさんに撮影してもらって、緊張しない、という方がおかしいくらいに考えてください。
だいぶ前、趣味で写真を撮っていた時に、女性写真も撮っていたのですが、モデルさんがリラックスして自然な、「その人らしい」「いいな」と思える表情になるのは、撮影開始から30分~1時間たったくらいです。緊張がほぐれるのにはそのくらいの時間が必要です。
まだ撮影がフィルムのころの話です。プロのカメラマンは、女性を取るとき最初はフィルムを入れずに撮影していたそうです。最初はモデルさんの表情が硬くて、フィルムを入れて撮影しても使える写真にならないから、ということです。
かつのニコンの最上級のカメラは、音を出さないようにできるにもかかわらず、かなり大きな音を出すモードを搭載していました。これは女性の写真を撮るときに、モデルさんに「取られている」ということを意識してもらい、気持ちよくなってもらい、良い表情を引き出すため、ということのようです。
プロのカメラマンが、プロのモデルさんを撮影するのであれば、十分な時間と緊張をほぐす技術で、良い表情の写真が取れるでしょうが、時間が限られる「婚活プロフィール写真」では、どのように緊張に対処したらよいのでしょうか?
2.撮影時、瞬時に緊張を抜く”筋弛緩法”
COME TO LIFE はカウンセリングに力を入れているので、カウンセリングで使用する技法の中から「筋弛緩法」をご紹介します。
筋弛緩法は、いろいろなやり方があります。たとえば漸進的筋弛緩法は横になって、体の部位ごとに、力を入れて、次に力を抜いて、緊張を緩めることを実感する方法です。
しかし、プロフィール写真の撮影では、立った姿勢、座った姿勢、寄りかかる姿勢、となるので漸進的筋弛緩法は、弛緩状態、つまり緊張の抜けた状態を経験するという点ではメリットはありますが、撮影現場では応用が利きません。
また、撮影現場では、カメラマンから体の向き、顔の角度や、肩の上がり下がりなどの指示が出ますので、その都度、注意深く体を動かすことになります。同じ姿勢を維持するので筋肉には力が入り、緊張状態が持続します。
そのためには、自宅の鏡の前で、ポージングをした後に、緊張を抜く訓練をするのがいいでしょう。
ポーズを維持したまま「緊張取ります」と自分に語りかけて、力を抜くのも効果があります。
肩に力を入れる、力を抜く、を繰り返して、力の抜けた状態を体感することでもいいでしょう。
撮影時を想定して、力を抜く、緊張を取る、という感覚を練習により身に付けてください。
カメラマンの指示に従ってポージングした後、「はーい、撮ります」と言われた瞬間に、姿勢を維持したまま、緊張状態からふっと力をぬくことが出来れば、「あなたらしい」良い表情になるはずです。
3.事前に撮影現場が確認できればイメージ法の併用もできる
イメージ法もカウンセリングで使用される技法のひとつです。
事前にスタジオの下見が出来て、カメラマンとポージング等の打ち合わせができれば、撮影シーンを想像して、筋弛緩法を事前に練習しておくのが効果的です。
この場合にはイメージ法も併用できます。
椅子に腰かけ、目を閉じて撮影の雰囲気や背景、照明を思い浮かべ、その中に自分を置いて、体の力を抜いてゆき、弛緩した状態を感じておいて、撮影当日弛緩状態を思い出し再現する、というものです。
次で紹介する「私はこういう写真を撮ってほしい」ということを想像しながらやってみるといいでしょう。
4.どのような写真にしたいか、カメラマンに指示する
「私はこういう写真を撮ってほしい」ということを、ご自身で考えて、カメラマンに伝えてください。
ニコニコしている自分なのか、ほほえみをたたえた自分なのか、不機嫌そうに見えなければいいのかなどです。
その人の一番いい表情は、好きな人に会っている時や、おいしいものを食べている時です。
カメラマンに指示されて、なんとなく「作った」表情では、「あなたらしい」良い写真は撮れないものと考えてください。
あなたが撮影してほしい写真のイメージを伝えることで、カメラマンは、不要な指示はしないようになります。あなたには余裕が生まれます。
あなたが写真のイメージを指示しなければ、カメラマンは、ポートレイト写真のセオリーに従って、もう少し目を開けてください、口角すこしあげてください、とか指示を出します。そして出来上がるのは目がほほえんでいなくて、口角が少し上がっている写真です。
カメラマンは、「いい写真を撮る」ことに喜びを感じる人種なので、あなたが「撮ってほしい写真」のイメージを伝えれば、そのイメージに従ってよい写真を撮ることに全力を注いでくれます。
ちなみに私が写真を撮ってもらうときは「悪党に見えなければいいです」と言いいます。この指示をすると口角をあげてください、という指示は出なくなります。そうすると、視力が低いために目が細目がちになる欠点を修正することに集中できます。また私もカメラマンも「良い人」写真にしようと思わなくてよいので気が楽になります。
5.良い表情、とは?
その人の一番いい表情は、好きな人に会っている時や、おいしいものを食べている時、とご説明しました。
言い換えれば「うれしい時」の表情です。うれしい時の表情は最強です。
ニコニコはだれにでもできるかもしれませんが、「うれしい」は通常、誰にでも見せる表情ではありません。
ワンコに例えて恐縮ですが、買主さんが帰宅したときの、嬉しそうなワンコの表情を思い出してください。買主さんだから見せる表情で、買主さんをメロメロにしてしまいます。
しかし、人間には自分についてのイメージがあるので、「こういう表情が自分のいい表情」という自分の価値観による選好もあります。自分の推しや憧れのモデル、俳優さんなどを手本にしていることもあるでしょう。
今は昔の話です。「高倉健の映画をみて映画館から出て来た人(男)は、みんな高倉健みたいになっている」なんていわれていました。
他の人から見て「良い表情」かどうかとは別に、自分は「こういう風に見られたい」というイメージは持っているのです。
問題は、それが他者(プロフィール写真)を観る人にとって、「好い表情」として受け取られるか?ということになります。
プロフィール写真を見てくれると想定されるお相手の年齢層にもよるでしょうし、当然女性、男性でも異なります。
6.撮影スタッフとは意図的に「対等に」接する
あなたはお客様なので、メイクさんもカメラマンもあなたに丁寧に接してくれます。
あなたも丁寧に接するでしょう。ここまでは良いです。
ですが遠慮やがちな態度や控えめな態度は取らないでください。また「お客」なのだから、という「上から」の態度もとらないでください。
意識的に、対等の立場を心掛けて、振舞ってください。そして疑問に思うことは質問する、こうして欲しいと感じることはきちんと伝える、ということをしてください。
撮影スタッフは、あなたの態度が横柄でもなく、あなたのして欲しいといったことがもっともなものであれば、あなたの要求を受け入れ「あたなたがあなたのままでいる」ことを受け入れてくれるはずです。
そうすることによって、あなたは「あなたがあなたのままでいる」ことが受け入れられていることを実感して、写真撮影に臨めることになります。
我慢したり、遠慮したりしていたのでは、あなたは「あなたがあなたのままでいる」ことが受け入れられていることを実感できません。それでは「あなたらしい」良い表情にはなりません。
7.COME TO LIFE では撮影の段取り、同行も致します
プロフィール写真は、婚活ではとても大切です。
なのでCOME TO LIFE ではプロフィール写真の撮影を強力にバックアップすることにしています。
初期費用に写真撮影2回分を含む料金体系にしているのも、プロフィール写真をより良いものにしたいと考えているからです。
アドヴァイスはもちろん、写真館の選定、撮影の段取り、下見、撮影当日の同行も致します。
「あなたらしい」素敵なプロフィール写真に挑戦してみてください。
あなたの婚活のお役に少しでも立てたなら幸いです。
あなたの願いごとがかなえられますように
あなたが幸せでありますように