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「女性との会話」攻略法

女性との会話が苦手な男性は多いようです

Yahooニュースを見ていましたら、女性との会話が苦手な男性は、「とても苦手」21.9%、「やや苦手」37.3%を合わせると、おおよそ60%になるそうです。(ACT Coaching Service、20代~40代男性557人調査)。

何故なのでしょうか?

もしあなたの「女性との会話が苦手」と感じたときに、次のように考えているのであれば、「うまくいかないこと」に意識の「焦点」を当てていることになります。

  • 会話が弾まなくて気まずい思いをした
  • 女性が関心を持っているわからない
  • うまく会話ができないから女性に好かれない

「うまくいかないこと」に意識の「焦点」を当てていることは、自分を「うまくいかないこと」へ向かわせているのと同じです。

「うまくいかせる」方法に焦点を当てましょう

「うまくいかせる」方法として、2つ提案します。

1つ目は、女性に会う「目的」から、「目的」を達成する方法を考えること。

2つ目は、これからお話することを作業する、または想像することで、「ほどほどに」「うまくやっている=会話している自分」をイメージしてみてください。

もともと女性との会話に苦手意識を持っているのですから、いきなり「とてもうまくやっている=会話している自分」をイメージしてもうまくゆく可能性は少ないです。

「ほどほどに」「うまくやっている=会話している自分」から始めて、成功体験を重ねてゆきましょう。

うまくいかなかったところがあったら、次回はここを変えてみよう、と考えてください。うまくゆかなくても次回が楽しみになってきます。

入学試験ではありませんから、「次回」はいくらでもあります。
「とてもうまくやっている」ことが目的ではありません。
100点満点でなくても「合格」することは十分に可能です。

「目的」から考える「女性との会話」攻略法

「女性と会うことの目的」を明確にして、その「目的を達成するためには、女性とどのように会話すればよいのか?」を考えてゆけば、女性との会話は十分に成り立ちます。

カウンセリングの技法も活用しながら、女性との会話「攻略法」をお話します。

女性と会う目的は何でしょうか?

COME TO LIFE は結婚相談所なので、女性に会う=「お見合い」でお話を進めます。

女性と会う目的は、「結婚を前提としたお付き合いをしたいお相手かどうかを実際に会って確かめる」ことです。

「結婚を前提としたお付き合いをしたいお相手かどうかを実際に会って確かめる」ためには、「女性との会話」を通じて何を「得る」必要があるでしょか?

1つ目は、お相手がどんな方かを知るための情報を得ることです。
2つ目は、自分に好感をもってもらうことです。

交際に進む進まないの判断はお見合い後にするのですが、お見合い時点では、お相手は「結婚を前提としたお付き合いになるかもしれない」人なので、「自分に好感をもってもらう」ことを心掛けておく必要があります。

この2つを達成するための、戦略を立てましょう。

女性との会話の基本戦略

「お相手がどんな方かを知るための情報を得る」ためには、「お相手に話してもらう」ことが必要です。

「お相手がどんな方かを知るための情報を得る」のが目的なのですから、自分から「女性が興味をもつ話をする」必要はありません。

「女性が興味を持つ話をしたい」のは、「女性が興味を持つ話を」することによって、あなたに好意を持ってもらいたいからでしょう。

この考えは、潔く捨てましょう。

少なくともお相手は、あなたに興味を持っているから会っているのです。

あなたが「お相手が興味をもつ話をする」のではなく、お相手に「興味があるお話を」「気持ちよく話してもらう」ことを基本戦略とします。

おもしろい話をしてくれる人よりも、自分が好きなことについて、気持ちよく話ができて、自分の話を一生懸命聞いてくれる人に好感を持ちます。

人は、「人に話を聞いてもらいたい」「受け入れてもらいたい」動物なのです。

そのための「環境づくり」=「手順」を守ればよいのです。

お相手にどんなことを「話してもらいたい」?

お相手のどこに魅かれてお見合いを申し込んだのか思い出してください。
その上で、お相手のどんなことを知りたい、確認したいのかをリストアップしてください。

それに基づいて「話してもらいたいことリスト」を作ってください。1時間のお見合いであれば3つから4つあれば十分でしょう。

「話してもらいたいことリスト」は、お見合いのストーリーをイメージする上でも有効です。
3つから4つなら、お見合いの場には持ってゆく必要も、その場で参照する必要もありません。

「聞きたいことリスト」「確認することリスト」のままだと、お見合いが「尋問」になってしまう可能性もありますので、「話してもらいたいことリスト」にまとめましょう。

「話してもらいたいことリスト」なら、話に詰まった時に「実は、あまり女性とのお話が得意ではなくて、カウンセラーから、会話をははずませるために「話してもらいたいことリスト」を作りなさいといわれました」といって、「あなたをもっと知りたいと思って「話してもらいたいことリスト」を作りました」といって行き詰まりを打開することもできます。

「あなたをもっと知りたい」といわれて気分を悪くする女性は少ないでしょう。

女性に気持ちよく話してもらう

「いきなり質問から入らない!」

まずは当たり障りのない話から始めて場を和ませます。

「木戸に立てかけせし衣食住」という言葉があります。
ビジネスで面談をするときに、いきなり本題の商談には入らず、まずは、当たり障りのない、場を和ませるような話をこちら側からします。

この考え方を応用しましょう。

「木=気候」「戸=道楽」「に=ニュース」「た=旅」「ち=知人」「か=家庭」「け=健康」「せ=世間」「し=仕事」「衣食住」に関する、当たり障りのない「そうですね」と言い返してもらえるような話をしましょう。

「そうですね」とか「そうですか」と「肯定」で返答がもらえるようなお話であることが大事です。
このお話は、これからお相手に、心理的に近づいていきますよ、というシグナルですから、丁寧に話すことを心掛けてください。

「今日はお時間いただきありがとうございます。いい天気でよかったです。私は(自分の苗字)です。よろしくお願いします。」とか「お足元が悪い中お越しいただいてありがとうございます。お洋服大丈夫でしたか。」とか天気に合わせて一言付け加えればなおよいです。

これだけでいきなり質問にも行けませんので、1~2分位で「木戸に立てかけせし衣食住」のエピソード話をしましょう。

あなたのことはプロフィールを通じて知っているはずですが、これから心理的に近づいてゆくので、自分はこういう人間ですよ、ということを話すことでお相手に安心感を与えることが出来ます。

もちろん、お相手に「〇〇さんのこういう点に魅かれました」といったストレートな切り込み方もあるでしょうし、うまくできるのであれば有効でもあると思います。
その様なアプローチができるようであれば、このブログは不要な方でしょう。

女性に気持ちよく話してもらうには、安心感をもってもらうための「手順」を踏みましょう。

「恋はあせらず」です。

自己開示から質問へ

お相手に聞いてみたいことがあるのであれば、まず自分から「自己開示」しましょう。

「話してもらいたいたいことリスト」に、お相手のお仕事があるのであれば、自分の仕事での、最近のエピソードなど(守秘義務にかかわるような内容は避けてください。)を、趣味や余暇の過ごし方(「戸=道楽」にあたりますね)について、お話を聞きたいのであれば、まず自分から趣味や最近こんなことをしましたなどと「自己開示」してから、お相手のお仕事や趣味に話を振りましょう。

お仕事の話でも、趣味の話でも「自己開示」の中にさりげない「自己アピール」があるとよいかもしれません。ただし控えめに。「過ぎたるは猶及ばざるが如し」です。

「話してもらいたいたいことリスト」に対応した、ご自身の「自己開示」+「ちょっと自己アピール」話を用意しておきましょう。

積極的傾聴

お相手がお話を始めたら、積極的に聞き手に回りましょう。

ここからは、お相手に好感を持ってもらう戦術です。

この時やってもらいたいことは、お話を聞いていることが、相手にわかるよう「リアクション」を取ることです。

あなたが、お相手に「お話をしっかりと聞いていますよ」というリアクションを取ることを通して、「あなた関心をもって聞いていますよ」「あなたを受け入れていますよ」というメッセージを伝え、「好感」を持ってもらうことががねらいです。

とるべき「リアクション」は、あいづち、(ここはというところで)相手の言葉を繰り返す、身を乗り出す、アイコンタクト、追加の質問などです。声のトーンも大事です。

女性との会話が得意ではないと感じる方は、これらの「リアクション」を日常的に行うことが少ないと思います。意識してやってください。

「アサーション=主張訓練」的な考え方を応用すると、お相手を「お姫様」であると仮定して、「最も丁寧な」対応方法として、「言われたことには」「キチンと」「丁寧に返答する」という対応(会話)を想定します。
次に「お姫様」から段階引き下げて「相手は自分と対等の立場」と認識したうえで、「言われたことには」「キチンと」「丁寧に返答する」ということは維持することをイメージして、会話すればよい印象を与えられると思います。

評価的な対応をしない

「あなた関心をもって聞いていますよ」「あなたを受け入れていますよ」というメッセージを送ること(そのような心理的態度でいること)を、カウンセリングでは「無条件の肯定的配慮」と言います。

「あなたを、批評したり、自分の条件に合う場合のみ受けれるようなことはしませんよ」という心理的な態度です。当然、批評したり拒否的な対応や発言はしてはいけません。

「無条件の肯定的配慮」は、お相手のすべてを「是認」することではありません。
お相手は「あなたのために」生きているのではありませんから、お相手の考え方は、お相手の考え方として批評せずに「受容」しましょう、ということです。

仮にお見合い早々に「この方とは難しいな」と感じても、「無条件の肯定的配慮」は放棄しないでください。お見合いの練習と思って「無条件の肯定的配慮」を意識して続けてください。
意中の方とのお見合いの時に必ず効果を発揮します。

効果的に「リフレーミング=言い換え」を使いましょう。
「つまらないな」と感じたら、「ちょっとよくわからなかったのですが、どこがおもしろいのですか」と言えば、お相手は、自分の話を興味を持ってもって聞いてもらっている、と感じるでしょう。

「無条件の肯定的配慮」を示すことによってお相手は安心して、ご自身のことを話すことが出来ます。

安心して話ができる人には、信頼感を持ちます。

お見合いの場では「無条件の肯定的配慮」を示すことが、「会話のマナー」と理解してください。

ご自身の「希望条件」に合うか合わないか、交際を希望するかしないかは、お見合い後に判断してください。

お見合いの場では「会話のマナー」を優先しましょう。

この「基本戦略」が通用しないお相手には

あなたが手順を踏んで、相手が話しやすいようにお膳立てしても、あまり積極的に話してくれない人もいるでしょう。

さて、その場合にどうするか?

「お話するのが苦手なようですね。実は私もあまり得意ではありません。」

お相手がそれに反応して、何かを言ってくれるのを待ちましょう。
決してあせらないことです。

「(自分が)うまくできなかった。まずい、どうしよう。」とは、決し思わないことです。
その様に感じたとしても、その感じ方を「心の中で繰り返す」ことはしないでください。

もしこのブログの通りの手順を踏んでいただいたのならば、あなたは、あなたにできることをしました。
あなたにできることをして、お見合いに望んだのですから、あなたはお相手に十分に「誠意」を示しました。

それでもうまくゆかないならば、あなたの責任ではなくて、お相手とは「ご縁がなかった」=「あなたとお相手との間に、心情が通いあう”橋”をかける下地がなかった」と考えましょう。

あなたがうまく話すことが出来なかったからではありません。
「あなたとお相手との間に心情が通いあう”橋”をかける下地がなかった」からです。

あなたの責任でもなく、あなたのスキル不足でもありません。

お見合いでは、深く「踏み込まない」

お見合いは1時間程度なので、あまり踏み込んだ話まではできませんし、踏み込まない方が無難です。

お見合いでは、あなたに「信頼感」を持ってもらい、もう少し話をしてみたい、という感覚を抱いていもらえることを目標にしましましょう。

「一目ぼれ」でその場で猛アタックしたい、と思うこともあるかもしれませんが、お相手のお気持ちは別です。

お相手の気持ちの「準備」ができる時間を取りましょう。

安心感、信頼感からより深い興味関心へ、多くの時間を共有し、さらに将来の姿が共有できるようになるという「階段」を一段づつ上ることが大事です。

あなたの願いごとがかなえらえますように

あなたが幸せでありますように

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